え~とすごく短いSS(SSS)
このあいだ古いUSBを見つけて、中に古いSSのデータとかがあったので1つあげてみようかと。
え~と多分知ってる人はいないかと思いますが、Lupinusで去年のいつだったかに東方のトートバック(てかエコバック?)を作りました。確か3~5個ぐらいしか作らなかったはず・・・。
このSSはその時にイラストをお願いしたMightyGXの天狼さんに、こんな感じでとイラストのイメージとして送ったSSになります。故にものすごく短いです、これと一緒に絵でもイメージを送ったので色々と足りないところがあるかと・・・
まぁ、そんなSSと天狼さんから許可をもらったのでその時のイラストも一緒にUPします。SSの内容的には霖之助×魔理沙、霖之助×霊夢にしようかと思ったけど香霖堂の日常風景みたいなイラストが良かったから3人のほのぼの話にしましたw
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昨日までの雨が嘘のような晴天に恵まれたある日の昼下がり。薄暗い店内に客の姿は無く、開店休業状態といっても問題ない状態だ。しかし、その光景も別に珍しい事ではない。香霖堂では見慣れた光景だ。実際、一人も客が来ない日だってよくある。最も、客以外の来訪者は毎日来るのだが・・・
「・・・・・・ふむ」
カウンターから店内を見渡すと、お茶をすする紅白と店内の商品を勝手にいじる黒白が目に入った。客以外の来訪者は多いが、この二人に関しては毎日といっても過言ではない。
「君たちはよっぽど暇なんだな」
読んでいた本から目を離し、思わず呟いた。
「別に暇では無いわよ」
お茶を啜っていた紅白、博霊 霊夢が答える。
「暇じゃないのに毎日ウチに来てるのかい?」
「ええ、お茶にお菓子も出てくるしね。たまにお酒があると良いのだけど」
「・・・・・・」
言っておくが彼女の飲んでいるお茶は僕が入れたわけではない。お茶もお茶菓子も来て早々彼女が店の奥から勝手に持ってきた物だ。
当然、それら全ては彼女のツケとして貯まっていく。
「わたしも暇じゃ無いぜ」
店内の商品を勝手にいじっていた黒白、霧雨 魔理沙がこちらを見る。そういえば彼女はいつも黒と白の服を着ているが、暑くはないのだろうか。
「君も毎日ウチに来ているようだが?」
「違うぜ香霖。私は忙しいが、おまえの相手をしてやるために毎日来てやってるんだ」
「・・・・・・」
こちらもこちらとて、とんでもないことを言う。毎日来ては相手をさせられるのは当然僕の方だし・・・第一、誰も来てくれなんて頼んでいない。
この間なんて暇だからといって読書していた僕をムリヤリ自分の話につき合わせたじゃないか。
さらに言えば毎日来ては商品を勝手にいじり、よく壊すのも魔理沙だ。当然、その代金はツケに足してはいる。
「はぁ・・・・・・」
「どうしたんだ? ため息なんかして」
そりゃため息を付きたくもなるというものだ。何せ君らへの苦情を全てあげていったら、何時間単位で時間を浪費することになりそうなのだから。
不思議そうに首をかしげる魔理沙から視線を外し、再び本を読み始める。
「そういえばその本、ずいぶん大きいわね」
「何の本なんだ、おもしろいか?」
「ん? ああ、今日店の奥で見つけてね。 外の世界の童話のようだが・・・たまにはこんな本を読むのも面白いな」
「童話って そんなのがおもしろいのか? 案外まだ子供なんだな」
まぁ、確かに童話というと子供向けのものであるのは確かだから、そう思うのも無理はないが・・・
「僕が興味あるのはストーリーではなく中身だよ。 童話というものには大抵の場合、教訓や伝説、神話に民話等の要素が含まれているんだ。そういうのを考えて読むと普通に読むのとは別な印象を受けるし、外の世界の資料としても案外面白いものだ」
「ふーん・・・」
「さて、今日は他にも読みたい本があるから、出てけとまでは言わないが邪魔は、っておい・・・なにを!?」
いつの間にかすぐ後ろにいた魔理沙が僕の左脇、体と左腕との間に無理やりやり体を突っ込み、両手を僕の膝に乗せて本を覗き込む。
「ま、魔理沙何をしてるんだ!?」
「見てわからないのか? 本を読んでるんだぜ」
「そんなの見ればわかる、とりあえず重いからどいてくれ」
「気にしない気にしない。ていうかレディにそういうこと言うのはダメだぜ」
「レディはこんなことしないと思うが っていうか君までなにしてるんだ霊夢?」
魔理沙とは逆の方向から感じた重みに振り向くと、霊夢が僕の腕に体を預け本を覗き込んでいた。
「あら、魔理沙はよくて私はダメなの?」
「そもそもどちらも許可していない」
「いいじゃない別に。 どうせ言うほど重くはないでしょ」
それは確かに二人分の重みと行っても、実際にはそんな重くはない。確かに二人とも昔に比べると大きくなったとは思うが、どちらも僕からしたら少女と言っても問題ないぐらいだ。
その程度で根を上げたりするような、根性でも体でもない。だが、問題はそんなことではなく・・・
「読みづらいんだが?」
おまけに暑い。外の景色や虫の声が夏の訪れを知らせるこの季節。こんなふうに密着してれば当然暑い。
「暑くないのか?」
「「別に、気にしないわ(ぜ)」」
「・・・・・・」
もう好きにしてくれ・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


